特に以前の数値がおかしかったというわけではないんですが、
ELSA GLADIAC GT 240 LP DDR3 1GBが初期不良だったらしく回収されてしまいました。
そこで新たに玄人志向のGT520ボードを刺してみたというのと、
USTREAMでの配信に使えるか試してみたくなったので配信中の消費電力も合せて確認してみました。
今回の構成はこんな感じ。
ProLiant ML110 G6
OS:Windows 7 Ultimate 64bit
CPU:Xeon X3430
メモリ:9GB(4+4+1GB)
グラフィックボード:GF-GT520-LE1GH
PCIカード:GbLAN(Realtek RTL8169/8110 Family)
PCI Exカード:Blackmagic Design Intensity Pro
HDD0:crucial RealSSD C300 64GB
HDD1:ST2000DL003
HDD2:ST2000DL003
HDD3:HDP725050GLA360
光学ドライブ:AD-7230S
太字が前回との変更点です。
今回はこんな感じの結果となりました。
状態 | ワット数 |
ログイン後の無操作状態 | 69 |
午後のべんち(耐久ベンチ)実行中 | 119~120 |
USTREAM無配信 | 77~78 |
USTREAM配信中(条件1) | 109~110(112~113) |
USTREAM配信中(条件2) | 96~99(99~101) |
USTREAM配信は以下のようなセッティングで行ってます。
Adobe Flash Media Live Encoder 3.2を利用
入力はIntensity ProにHDMI接続したiVIS HF G10(1080i)
条件1の出力はFormatがVP6の300Kbps 640×360
条件2の出力はFormatがH.264の300Kbps 640×360
オーディオは共にmp3 mono 44100KHz 96kbps
無配信とはFMEでプレビューだけ行っている状態を示します。
括弧内の数値は配信映像を激しく動かしてみたときの数値です。
実際に行ってみるまではVP6のほうが消費電力が少ないと思っていたのですが、
H.264のほうが少ないという結果になりました。
CPUの使用率はタスクマネージャーで見る限り有意な差があるとは思えませんでした。
おおむね58~60%程度で推移していました。
また、短時間の配信でしたがそれぞれの条件でコマ落ちなどを強く感じることはありませんでした。
ちなみにGF-GT520-LE1GHにはPA301Wを接続して2560×1600でモニタリングしていましたが、
FMEでのプレビュー画面が小さいほどML110 G6の消費電力が小さい傾向がありました。
必要ないならプレビュー画面は25%などなるべく小さくしておくといいかもしれません。
これらの結果がすべての環境に当てはまるとは思えませんが、
コーデックなどで消費電力が変わることがあることは気にとめておきたいと思います。