フレッツ 光クロスでV6プラス固定IPを使う

新規に引き込みを行ったフレッツをクロスにすることができたのでV6プラス固定IPを使う条件で以下のルーターを試してみました。

  • ヤマハ RTX1210
  • エレコム WRC-X5400GS-B
  • MikroTik CCR2004-1G-12S+2XS

今回はホームゲートウェイ(HGW)はレンタルせずに10G-EPON ONUだけ手配しています。
基本的に各ルーターは10G-EPON ONUに直結するのがよいと思いますが、あいだにスイッチを挟んだとしても動きました。平たく言うとフレッツ光ネクストでひかり電話契約ありのパターンの設定を行えば接続できます。

ヤマハ RTX1210

http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/v6plus/

こちらにある説明通りに設定すれば接続できました。
選択するべき内容は『5:DHCPv6-PD』になります。
加えて1210の場合はファームウェアを最新にしておくことをおすすめします。
最初接続できなくて困りました。

エレコム WRC-X5400GS-B

こちらは特に迷わずウィザードに従って設定すれば問題ないと思います。
この価格帯でV6プラス固定IPが使えるのは心強いですがVPNが利用できないのと1Gbpsまでの対応なので接続検証用と割り切って購入しています。

MikroTik CCR2004-1G-12S+2XS

こちらが今回のラインナップ上、唯一10Gbpsに対応しています。
基本的に以下のサイトにある情報で接続できるようになります。

v6プラス「固定IPサービス」をRouterboardで設定してみた。
https://www.rb-ug.jp/blog/1282.html

RouterBoardでv6プラス 固定IPサービスの設定をしてみた
https://geek.haisaihiroki.com/2017/11/routerboard%E3%81%A7v6%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9-%E5%9B%BA%E5%AE%9Aip%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9%E3%81%AE%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F/

今回、V6系で接続検証してその後V7系にアップデートしたのですが、急に接続できなくなって困りました。
pingを打つとルートがない、、、といった感じのエラーが永遠出る感じです。
解決策としてはipv6のルートを再設定(v7系の設定画面ではルート設定時のインターフェースが選択肢として表示されないのでしかたなく%付きのテキストを入れる)
さらにipv4のルートでは

/ip/route/add check-gateway=ping distance=1 gateway=【ゲートウェイトンネル名(IPIPトンネル名)】

のcheck-gateway=pingを設定しないというものです。
チェックが有効だとゲートウェイが死んでいると見なされるのか、通信ができなくなってしまっていました。

速度

CCR2004-1G-12S+2XSを使った場合ですが、概ねダウンロード1Gbps以上から3Gbps未満を行ったり来たり、アップロード1Gbpsから5Gbps未満を行ったり来たりといった感じです。
クロスの速度に接続先の回線が追いついていないような印象を受けます。しかしネクストよりは確実に早いです。

フレッツ光クロスを導入するにあったって

今回はオフィスのフロアにアクセス回線を直接引き込みました。PT盤がフロアに設置されている感じです。
クロスを利用する前提で、NUROも利用すると現地調査の担当者に相談した結果です。
今後、同一フロアでひかり電話も使うようなのでネクストの工事も入る予定です。
ただ、ネクストが先だとクロスの導入は難しかったかもしれません。
また、クロス、NURO、ネクストとすべて局舎の収用機器が異なるのでスプリッターも最低3個、3回に渡って共同溝の工事を行うことになります。

フレッツ回線周りの現状

  • フレッツ光クロスではひかり電話を提供していない
    技術担当レベルでは利用できる認識だが営業レベルでは使えない、PPPOEを使っていそうなのでこのあたりが関係している気がする、HGWには電話の端子があるので近い将来使えるようになるかも。
  • フレッツ光クロスとネクストは同じスプリッターに収容しない
    技術的にはGE-PONと10G-EPONは共存できるようだが現状は異なるOLTに接続されるようなのでそれぞれ別のドロップケーブルが必要になる
  • 複数芯のドロップケーブルは便利
    ドロップケーブルを屋内に引き込む工事は建物所有者やテナントに気を遣う必要があるので一度の工事ですむのはありがたい。またNUROなどを引き込む際にもしっかり役に立つ。

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