iVIS HF G10 ホワイトバランス

HF G10をライブイベントで使ってきました。

カメラは3台構成でPMW-EX3、HVR-Z5J、そしてHG G10です。

結果から言えば非常に簡単に納得のいく映像を撮ることができました。
撮った映像をアップできるといいんですが、ちょっとむりでした。
感想としては操作感はコンシューマ並み、撮れる画は業務用カメラ並みという感じです。
撮像素子の大きさが効いているのか明暗の差が大きい場面でも安心してF値を固定できます。

で、特に便利なのが色温度指定のホワイトバランスです。
撮影前にホワイトバランスを合せるのは当然ですが、
ライブイベントだと地明かりでホワイトバランスを合せてしまうと
いかにも生々しい平凡な映像になってしまいます。

そこでカラーバランスカードなどを入れて
少し暖かみのある見た目や記憶色に近い形に追い込む必要が出てきます。
(自分で編集するなら必要ないかもしれませんが、現場で素材渡しだと撮影前に追い込みたい)
またホワイトバランスを現場で取れるかというと難しく、
リハーサルなどでコロコロ照明が変わるのでいったいどの照明が正しいのかって話になります。

その点、ホワイトバランスをケルビンで指定できれば
リハーサルを見た感じですぐに設定できるので便利です。
カメラ間の差異も少なくなります。

こちらがマニュアル設定時のホワイトバランス設定選択画面です。

IMG_0860s.jpg

現場はハロゲンがベースだったと思うんですが、
ハロゲンぽさを残しつつあまりオレンジによらないように4400Kに設定してます。

HF G10色温度設定

HF G10では色温度を100K単位で指定できます。

コンシューマ向けビデオカメラで色温度指定ができるものはあまりないと思うので
これだけで非常に使い勝手が良くなってます。

ちなみに今回はワイコンを使いませんでした、そのままでも十分広い画が撮れたので。
ワイコンの出番があるとすればステージの面においたときなどでしょうか。

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