QNAP TS-459 Pro IIでiSCSI

iSCSI、なぜ共有できない領域をネットワーク上に持つ必要があるのか
いまいち納得できず、あまり魅力を感じていませんが試してみたいと思います。

QNAPでのiSCSIの構成は非常に簡単です。
ターゲット名などを決めて、LUNを割り当てるだけです。
LUNは現在搭載されている物理ディスク容量より大きいサイズを指定することもできます。
(Thin provisioning)
作業時間はだいたい1、2分といったところです。
Windows7でディスクを利用可能にするのもだいたい1、2分ですみます。
(ディスク容量によって当然前後します、今回は200GBを割り当てました)

さて前回と同じPCからCrystalDiskMarkでベンチマークをとった結果がこちらです。

nas00-02.png

nas00-03.png

続けざまに2回実行したのですが、異なる結果となりました。
リソースモニタ上のデータ転送量でも同じ傾向のグラフとなりました。
全体的にsmb接続より高速で特にリードとランダムアクセスが改善されました。
リソースモニタのCPU使用率などはsmb接続とたいしてかわりません。
転送速度から判断してこれ以上の速度を出す場合は10Gbitに移行するしかなさそうです。

iSCSIはネットワーク上のストレージを最高速で利用するには現状で最も適したプロトコルと思われます。
NASを入れていて1台からしか接続しない場合はかなりお勧めできます。

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